アンコール遺跡群って?

この画像は借り物です_2
アンコール・ワット(Angkor Wat)は、遺跡群の代表格となる寺院遺跡のひとつで、カンボジアは知らなくても、アンコール・ワットは知らない人はいないくらい有名。


世界遺産にもアンコール(Angkor)として登録されており、その遺跡は中心部のおもなものだけでも数十か所にもなる大遺跡群。(2-3日で回れるはずない!)

遺跡群は、600年以上繁栄したアンコール王朝によって築かれた寺院を中心とした都市建造物群で、12世紀頃の最盛期には20万人もの人々が暮らしていたらしいです。

西暦800年頃の初期王朝ではヒンドゥー教、寺院にもヒンドゥー教の伝説にまつわるレリーフや彫像が多く、12世紀前半に建造されたアンコール・ワットがその到達点と言われています。
12世紀後半になると大乗仏教が信仰の柱となり、観世音菩薩など仏教のモチーフが造られるようになり、代表格がアンコール・トムで、その中心に位置するバイヨン寺院に巨大な観音菩薩の顔が刻まれています。

繁栄したアンコール王朝は15世紀頃、タイのアユタヤ王朝に攻められ、アンコールは廃墟となりジャングルに飲み込まれてしまいました。 19世紀後半にフランス人のアンリ・ムオーが旅行記でアンコール遺跡を発見・紹介したことから世に知られるようになり、遺跡調査や修復活動がすすめられ近代にいたります。

でも、国内外の戦乱により保護・修復活動は中断され、内戦で一時はポル・ポト派の拠点となったため、銃弾などにより遺跡が傷つけられるなど危機に瀕した時期もありましたが、1992年に世界遺産に登録され、遺跡の保護活動への意識は高まり、日本やフランスなど各国の援助により修復が進められ、その活動は現在も行われています。

カンボジアの近代史に触れると、長くなるのでやめておきます。

いつの時代も、覇権を争う一部の人間が、庶民を苦しめるとともに重要な文化遺産を破壊してしまうことは悲しいことです。
バーミャンやパルミラなども・・

ただ、それも含めて、大きな意味で人類の歴史であることは間違いないです。

ちょっと、シリアスになった! ^^;;

つぎは、旅行の準備だぁ~

旅のプロローグ
 ・アンコール遺跡って?
 ・アンコール遺跡群、おもな見どころ
 ・飛行機・ホテルの手配
 ・現地ツアーの手配
 ・カンボジア観光VISA取得
 ・旅のスケジュール(行程を決めないと・・)
 ・旅先の通信環境 携帯のSIM
遺跡を巡ってみて
旅の終わりに

◆遺跡の写真は こちら(Photo-gallery) です

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